この舞台は、チェコ生まれの少女ハンナ・ブレイディに実際におきた出来事を通して
今の自分にとって大切な物は何か? ということと、
違いを受け入れる寛容さ を生徒の皆さんにお伝えします。
「ホロコースト」−ナチス・ドイツに よる虐殺- の中で、ヨーロッパに暮らしていた多くの「ユダヤ人」ーユダヤ教 を信じる人とその子孫ー が殺されました。その数は 600万人。そのうち、150 万人は子どもでした。13 才のハンナもその一人でした。
けれども、ハンナの物語は、
これで終わりではありませんでした。
2000 年、ハンナのかばんが、私たちにホロコーストの出来事を伝えるため、はるばる遠い日本までやってきたのです。
これは、ハンナのかばんをめぐって生まれた不思議な出会いのお話でもあります。出会ったのは、ハンナの家族でただ一人生きのびた兄ジョージ・ブレイディさんと日本の子どもたちです。
このかばんには、ハンナとジョージの悲しみ、ハンナが精一杯 生きた勇気 、そして未来へのメッセージがつまっています。