『温室の前』
作/岸田國士 演出/磯村純
身よりのない兄妹が世間から離れて温室の前でひっそりと暮らしている。そこへ思いがけない訪問者がやってきて…。
岸田國士(きしだくにお)
1890.11.2~1954.3.5 東京・四谷生まれ。
東京帝国大学文科大学仏文選科に入学。フランス文学や近代演劇を学ぶ。特に演劇に興味を持ち、その後渡仏、ジャック・コポーのビィユ・コロンビエ座、ピトエフの一座で本格的に演劇を学ぶ。1924年処女戯曲『古い玩具』『チロルの秋』を発表し劇作家として注目される。その後も、戯曲、小説、翻訳、評論など幅広く活躍。「悲劇喜劇」の創刊、日本新劇倶楽部の推進をはじめ、〈演劇研究所〉を設立し新人の育成にも努めた。その後、久保田万太郎、岩田豊雄とともに文学座を創立。最後の仕事となった文学座のゴーリキー作『どん底』演出にいたるまで、演劇運動の現場に一貫して関わる。没後、岸田國士戯曲賞が創設される。
CAST
大里 貢
山賀教弘(青年座)
栗木 純
馬渕真希
館野元彦