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劇団銅鑼公演No.47

『父との旅』

作/青木豪 演出/磯村純

出演者からの宣伝動画

ベテランチーム  中堅チーム  若手チーム

2005年に初演した重松清さん原作の『流星ワゴン』。「死んでもいいかなぁ。」と思っている主人公が過去にタイムスリップし、自分と同い年の父親と旅をする物語でした。青木豪さんの脚色、磯村純さん演出のこの舞台は、ご好評いただきいまも話題に上る作品です。

それから10年。念願の青木豪、磯村純コンビの第二弾です。今回は青木さん書下ろしの新作。題名からもおわかりのように「父との旅」の物語です。奇しくもまた父親がキーワード。

とある温泉宿を舞台に繰り広げられる父との旅の物語。

あらすじ

そこは、日本海に面した温泉街。

海とは反対方向に車を走らせれば、桜山という低い山があり

春ともなればその名の通り、満開の桜が咲く。

その温泉街にある小さな旅館「コウノ」。

田渕鶴吉は長男・礼王が到着するのを待っている。

先に着いた娘夫婦たちはそれぞれの時間を過ごしているらしい。

鶴吉はガンだ。遺言状を書くために子どもたちを旅行に誘ったのだ。

穏やかに話そうと思っていた鶴吉の思いとはうらはらに

騒動を持ち込む子どもたち。

春うららとはうらはらな父との旅の物語。

『父との旅』について    青木豪


  今からちょうど十年前、銅鑼さんから脚本のお話をいただいた。重松清さん原作の『流星ワゴン』を芝居にして欲しいとのこと。僕は喜んでお引き受けした。それまで自分の劇団で、「オリジナルの、市井の人々の他愛ない日常生活を描いた一幕劇」ばかりをやってきた僕にとって、『流星ワゴン』は「やったことのない」挑戦にあふれていた。他劇団に書く、原作もの、場面があちこちにとぶ…等々。スタッフキャストのおかげさまで、作品はお客様に好評を得て、各地を旅でまわらせていただくことになった。僕の方もそれから、あちこちで脚本のお話を頂くようになり、原作ものはもとより、シェイクスピアの脚色や、歴史劇や能を素材にした芝居と、およそこの数年は、日常のささやかな芝居を書かなくなった。

 今回、銅鑼さんから「オリジナル作品を」とのお話を頂いて、まっさきに頭に浮かんだのは「久々に日常的な一幕劇をやろう」ということだった。銅鑼さんには素敵なベテランの俳優さんが多いので「人殺しなど起こらない、おだやかなリア王」ってのはどうだろう?と考えた。かつて小学生の頃、父と城崎温泉に行ったのが良い思い出だったので、舞台を日本海の温泉街にした。

 あとはご覧頂いてのお楽しみにさせて頂きたい。繰り返すが「リア王」のように人が死んだりはしない。おそらく「そして人生は続く」というのが、テーマといえばテーマである。

 


 

青木豪(あおきごう)プロフィール

1967年横須賀生まれ。明治大学文学部文学科演劇学専攻卒業。97年に「アフタースクール」で劇団グリングを旗揚げ。全18公演の作・演出を務め、市井の人々の巧みな会話劇で評判を呼んだが、2009年に活動休止。(2014年1月正式に解散を表明)現在はプロデュース公演や他劇団へと、バラエティに富んだ作品を提供している。

近年の舞台作品は『東風』(05/鶴屋南北戯曲賞ノミネート)、『獏のゆりかご』(06/第51回岸田戯曲賞最終候補作品)、『ゆすり』(08)以上作・演出、『流星ワゴン』(05)、『エスペラント~教師たちの修学旅行の夜~』(06/鶴屋南北戯曲賞ノミネート)、『渇いた人々は、とりあえず死を叫び』(09、)『ガラスの仮面』(10)、『八犬伝』『断色』『鉈切り丸』(13)、『9daysQueen~九日間の女王~』『天鼓』(14)以上脚本、『往転ーオウテン』(12/第66回文化庁芸術祭新人賞受賞)、『十二夜』(13)『てんぷくトリオのコント』(14)演出などがある。

また、09年に脚本を手がけたHTBスペシャルドラマ「ミエルヒ」で第47回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞など数多くの賞を受賞。NHKFMシアター「リバイバル」でABU賞受賞と、その活動は多岐に渡っている。

2012年9月から2013年7月まで、文化庁新進芸術家派遣制度によりイギリス、ロンドンに留学。

 

磯村純(いそむらじゅん)プロフィール

1972年愛知県出身。桐朋学園短期大学部芸術科演劇専攻、専攻科演劇専攻を経て平成8年劇団青年座に入団。演出家宮田慶子に師事。宮田慶子、マキノノゾミなどの演出助手を務める。平成11年青年座スタジオ公演『こもれびの中で』で演出家デビュー。以降劇団内外で数多くの作品を演出。演劇学校や自治体主催のワークショップなどで講師も務める。現在、青年座研究所講師、日本大学藝術学部映画学科非常勤講師、日本演出者協会会員。

青年座での主な演出作品 『ブンナよ、木からおりてこい』(水上勉作/小松幹生補綴)『蛇』(赤堀雅秋作)『父が燃える日』(古川貴義作)『HAPPY MAN"1862上海大冒険”』(マキノノゾミ作/鈴木哲也脚色)『鰻屋全焼水道菅破裂』(倉持裕作)『激情』(三浦大輔作)『かつて東方に国ありき』(嶽本あゆみ作)『さよなら竜馬』(マキノノゾミ作)『こもれびの中で』(西沢周一作)

外部での主な演出作品 水戸芸術館ACM劇場プロデュース『息子たち』(スティーブン・メカトルフ作)劇団朋友『蠅取り紙』(飯島早苗作)劇団文化座『千羽鶴』(コーリン・トーマス作/吉原豊司翻訳/比佐廉潤色)劇団銅鑼『流星ワゴン』(重松清原作/青木豪脚色)劇団東演『空ゆく風のこいのぼり』(藤井貴里彦作)

 

staff

装置/根来美咲 照明/鷲崎淳一郎 音響/中嶋直勝 音楽/寺田鉄生 衣裳/柿野あや

舞台監督/稲葉対介 演出助手/吉田香澄 舞台監督助手/村松眞衣 音声ガイド/鯨エマ

宣伝美術/山口拓三(GAROWA GRAPHICO) 制作/平野真弓



cast

山田昭一、谷田川さほ、佐藤文雄、館野元彦、三田直門、佐藤響子

永井沙織、鈴木啓司、福井夏紀、土井真波、向暁子、木下昌孝

 
 
 
劇団銅鑼
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