舞台写真&感想
●ジェンダー問題を平易な切り口で語られ、内容はとてもわかり易いですが、複雑なテーマがいくつも含まれていて深く洞察することのできる作品でした。高校演劇で上演するにも適している素晴らしい内容でした。(高校教師)
●お芝居の色々なところに「多様性」のメッセージが込められいたのが、いいなと感じました。例えばパッチワークの様なランドセルや、制服がスカートとパンツ選べるところなど。タイムスリップをミュージカル形式で表現したのは、面白かったし分かりやすかったです。アフターイベントでも話題になって、お芝居のテーマでもある「自分らしさ」日本人にとっては永遠のテーマかも知れませんね。世間に合わせる、周りに合わせる、空気を読むなどは日本人の元々DNAに組み込まれていたんじゃないかと思うくらい当たり前にやっていた事。でも、今は違います。自分らしさって周りを気にしたり、周りに合わせたりする事なく、自分自身に正直になることなんじゃないかな?と思いました。
●自然と登場人物に自分を重ねて観ることができました。センシティブなテーマですが、子どもたちが考えるきっかけになると思います。真紀ちゃんがどの枠にもあてはまらないという設定が、思考の余白になると感じました。
●ミュージカル!?と途中驚かされました。最後まで飽きない演出ですごく楽しかったです。
●とても面白かったです!言いにくいことを、誰もが抱えているかもしれないことを違和感なく誰もが言い出しやすい世の中になればいいなと思いました。
●男らしさ、女らしさ。まだそういう概念でいる大人たちは多いですね。新しい感覚で観られました。見せ方があきずに見られてよかった。
●すばらしい舞台でした。関西弁、演者の皆さん、がんばられたのですね。とてもテンポがあり、聞きやすかったです。ダンスと歌が入るところがよくできていて良かったです。
誰のため、何のために無理をして自分がしんどい思いをするのか、それが何の意味があるのか。高校生にしっかり訴えかけるお芝居でありながら等身大の子どもたちの現状もあったかく包み込んでいました。おっちゃんもおばちゃんも感動の涙を流していましたよ。
●現代の生きづらさが明るく描いている作品だと思いました。前半はとてもポップで曲調も某アニメを連想させるようだなと思いましたが、何年という掛け算の問いかけが“今”を生きている人、子どもたち、青少年たちを思い起こさせるなぁ。ラストの真紀が早苗に好意を寄せていたという展開がびっくりしたし、一番リアルかもと思いました。グラデーションの中で生きている私たち、思考の幅も大きく寛容に生きていけるようになりたいと思いました。
●フライヤーから想像していたものと違い、良い意味で裏切られた。舞台全体の楽しげで明るい雰囲気の中で、社会問題などをゴリゴリに取り扱っているので「攻めているな」と思いました。
●演出、舞台美術がとても工夫されていた作品で、時を超えたストーリー展開、また音楽やダンスの要素も入ってとても楽しめた作品でした。ジェンダーや不登校、マイノリティ等の問題を現代演劇としてわかり易く表現されており、子どもや思春期の若者たちにも是非、観ていただきたい作品だと思いました。出演者の皆さんのエネルギッシュな演技もとても良かったです。
●LGBTQ、ジェンダーフリー、各状況下の人たちの心情が描写されていて、観劇しながら考えさせられました。日常生活において上記内容について、ネットやニュースでしか情報を耳にする程度で初めて、そう人の心情や悩みを理解できないかと考えながら見せていただき良い経験になりました。
●この劇がどんなことを伝えたいのかはっきりしていてとても良かったです!共感できるところもたくさんありました!(高校生)
●BGMが多く使用されていて情景がわかりやすかった。しかし本当の気持ちを言う場面ではBGMを使わず無音にすることで台詞の一つ一つが立っていてすごいと思った。そのためとても印象に残るシーンだった。段々と自分に正直になり気持ちを打ち明けていったので感情移入しやすく、少しずつ劇に入りこめた。歌とダンスが耳に残った。自分らしさ、自分が生きてて苦しくない状態?(高校生)
●誰もが安心して小さくても自分で居られる場所や人に出会えたら良いなと感じました。(高校生)
●すべての人に自分にしかない個性が多くあり、そのすべてが自分らしさであると思う。(高校生)
●「多様性」という言葉は今は若干便利なワードとして飛び交っているけれど、型をふやすことが多様性でない個人として皆が見てもらえることが本当の「多様」だと思う。(学生)
●普通の中にしか安心はない。学生生活の中にある一人ひとりの葛藤が見れた。(学生)
●すごくよかったです。今の世の中をきちんととらえていて誰も悪くない登場人物、素敵でした。
●自分らしく生きるとはどういうことかを考えさせられました。LGBTQXにはまらない→はめなくていい、それが自分らしく生きることだと思います。今、悩みながら生きている子どもたち大人に是非見せたい作品です。
●効果音や美術だけではなく、人物の演劇からも世界観と温度を感じられました。ミュージカル要素もあり、キャラクターも立っていてとても楽しかったです。
●ジェンダー問題について考えさせられる良い作品だった。出演者の台詞も聞きやすかった。すごく楽しみながら観ることが出来ました。
●大人にとっては小さな問題でなくても、子どもにとっては大問題なこともあります。それを提示する良い作品だと思います。
●うまく表現できないですが、子どものころに心の中にあった気持ちにきづいたような不思議な作品だと思いました。すごく素敵な作品だと思いました。
●簡単な道具を使っての場面転換が面白かったです。ドアの向こうから色とりどりの布が広がって駄菓子屋の世界が出現したとき「うわーっ」と心が解放されたように思いました。友人の娘さんで手術を受けて戸籍も変えて男性になった人がいますが、何の違和感もありません。身近なことだと思います。
●昨今の世間の課題について、こんなにもPOPな舞台で表現できるのがすごいなと思った。キャラクターの立ち位置が明確で非常に見やすかった。